塵芥箱

140字で収まらない感想や紹介

夏に聴きたいエロゲソング集

 今回は「夏に聴きたいエロゲソング集」と題しまして、「夏」という季節に関連する美少女ゲームとその主題歌(OP)に限定して紹介していこうと思います。時期的にふさわしい記事になるのではないでしょうか。

 例に漏れず今回もランキング形式にしようと思ったのですが、いかんせんどれも甲乙つけがたい曲ばかりでしたので、自分の単純な好みや気分で掲載させてもらおうと思います。

 

 

 ※下記に掲載するものは全て公式サイトや公式YouTubeチャンネルのリンクになります。

 

夏色ラムネ『夏色ラムネ/solfa feat.霜月はるか』(Carol Works)

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 まあ最初は落ち着いた曲ということで。安定の霜月はるかさんですね。霜月さんはかなりノスタルジーを刺激するような曲や作品の歌唱を担当することが多く、その中でも夏色ラムネはその特色が溢れんばかりに強調されています。ゲームの内容はまあ……。主人公が好きになれなかった。

 またこのsolfaという音楽グループのメンバーであるiyunaさんと茶太さんがやってる「my sound life」ってユニットがかなり好きです。知名度は低いですが、曲はニコニコ中期ボカロみたいなキャッチーさとノリの良さを兼ね備えた物が多いんでぜひ聴いてみて欲しいです。

 

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 夏の色のノスタルジアノスタルジア/solfa feat.霜月はるか』(MOONSTONE)

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 同上で。ゲームは意外にも陰鬱とした内容です。ただやや盛り上がりに欠けるため飽きてしまいました。あとエロシーンがかなり多めです。射精しすぎじゃね?

 

星織ユメミライ『星織ユメミライ/solfa feat.Ceui』(tone work's
)

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星ノ音サンクチュアリ『brand new day/solfa feat.Ceui』(ま~まれぇど)

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 再びsolfaから。Ceuiさんの透き通った声もいいですね。心が洗われるというか。

 ゲームはユメミライはかなり評価高い(批判がなさすぎて逆に怖い)ですが自分は飽和した学園モノって感じで普通でした。ヒロインがセックスにあけすけすぎるのもあまり心に来ませんでした。サンクチュアリはお金が余ってたら買えばいいと思います。

 

水夏弐律『startline/No Life Negotiator』(CIRCUS)

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 かなり好きな曲です。ダ・カーポで有名な曲芸の別作品、水夏の10年越しの続編らしいです。(自分は水夏本作はプレイしてませんが、弐律だけでも十分楽しめました) 作品はオムニバス形式のいわゆるヒロインの諸問題を解決していく王道タイプです。複雑に絡み合う時間軸ともどかしい人間関係、田舎の暖かさと冷たさが若干の消化不良を残せど、きれいにまとまりかなり楽しめる作品となっています。オススメです。ハルヒに似たキャラがいます。伸びやかなボーカルが良いです。

 

D.S. -Dal Segno-『Pleasure garden/Rin'ca』(CIRCUS)

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 自分の中でエロゲソングトップ10にランクインするくらい好きです。

 同じく曲芸のダ・カーポを踏襲した作品、ダル・セーニョのOPです。イントロがとんどなく綺麗で涙腺にきてしまいます。

 明るさの中に寂しさみたいなメロディがあって、でも全体としてはポジティブでキラキラしてて……みたいな忙しさが好きです。ゲームはまあ……それほどでした。

 

 

  次からケロQ・枕が続きます。

 

 

 向日葵の教会と長い夏休み『ヒマワリの教会/はな』(枕)

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 漁村を舞台にした、ノスタルジー系学園モノ、田舎モノの最高峰ですね。枕にありがちな主人公初っ端ハーレム全開がちょっとキツい。でもほろほろと泣ける名作。とにかくオススメです。

 曲は、はなさんと松本文紀さんの名コンビですね。聴いてるだけでひまわり畑にいるかのような錯覚を起こす優しい曲。雛桜のED曲『さくらとことり』はかなり知名度が高い曲なのではないでしょうか。自分はこっちの方が好みです。

 

H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~『H2O/monet』(枕)

 公式サイトにも公式YouTubeにもOPがなかった泣

 『片翼のイカロス(アニメのOP)』が何故か有名なこの作品ですが、原作の曲も素晴らしいです。ゆったりとした雰囲気の曲で、安心感を覚えますがサビからの盛り上がりはピクセルビーのらしさが出た、ポスト・ロックとなっています(多分)。

 Cメロ入る前の“I walking with you~”からが好きなポイントです。monetさんの高音は本当に癒やされる。これ気に入った人は同じくH2Oの『カザハネ』、『飛べない魔法使いmonet ver.』とか聴いてみて欲しいです。

 作品はアフターの√aと合わせると名作になります。逆に√aやらないと消化不良です。内容としては東北みたいな陰湿な農村でかなり重たい悩みを持った女の子たちを助けていく話なんですが、主人公が盲目だったりメインヒロインがホームレスだったりといろいろと飛んでます。結構エグい。けど面白く、最近2作がセットになったコンプリートエディションがDMMでお安く配信開始しましたので、この機会に是非。

 

素晴らしき日々~不連続存在~『空気力学少女と少年の詩/はな』(ケロQ)

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  自分の原点になった作品です。これがなかったらおそらくエロゲとは無縁で生きていたと思います。夏じゃなくても年がら年中聴いてるんで忘れるんですけど、作品も曲もかなり夏を意識したものなんですよね。ケロ枕は夏題材が多い。内容は好き嫌いが全く二分割されると思いますが、ぜひいろんな人にやって欲しいです。この前HD版がでたので買いでもあります。

 曲は説明無用の超名曲だと思います。嫌いな人いるのか?

 

 

 アオナツライン『アオナツライン/KOTOKO』(戯画)

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 戯画ですね。ここのブランドは本当多才というか開発体制が圧倒的というか、シリアスからキャラゲー、ロボからファンタジーまで何でも作ります。そしてクオリティが高い。

 その中でも王道・学園・夏の絶対外れない三要素を集合させた、アオナツライン。印象(読了感)が薄いという感想が目立ちますが、青春モノとしては成功だと思える内容でした。学生時代の思い出が頭の中を駆け巡る感覚と懐かしさに浸れる、素晴らしい作品だったと思います。まあただ確かに個別入ってから不満なヒロインは一人いましたが。

 曲は萌えに寄せてないKOTOKOさんのこれぞエロゲソングって教科書的良曲って感じがします。良くも悪くも特徴的なところはないですよね。

 

アメサラサ ~雨と、不思議な君に、恋をする~『アマオト/Duca』(CUFFS)

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 積みゲーなのでいつかちゃんとやりたい。

 曲がすごい良くて衝動買いしたんですけど、かなり評価悪いっぽくて後回しにしてます。

 

 

 ラスト2つはEDですが紹介させてもらおうと思います。

 

 

夜巡る、ボクらの迷子教室『星団歩行/AMNESIA』(SMILE SAMOYED)

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 自分が結構前に絶賛した作品ですね。作品としては、社会からドロップアウトしてしまった登場人物たちが、夜間学校という場を通して孤独を慰め合い、必死に生にしがみついていく……という内容です。これの面白いところは、人は簡単には変われないことだとか立ち向かうことだけが正解じゃないことだとかを明確に提示していることですね。なので明るい内容ではないしハッピーなのか疑問に思うルートもありますが、確実に心には響くと思いますので、オススメです。

 曲はりこちゃんというロリっ子の個別EDなのですが、よく言われたようにバンプそっくりですよね。

 歌詞がかなり作品を映し出してるのでぜひプレイして聴いて欲しいです。ただりこちゃんルートは正気か?って内容ですけど。きなちゃんはみんな好きだと思います。

 曲はiTunesでも配信していますし、他のED曲(もちろんOP)も素晴らしいのでぜひ聴いてみてください。

 

ちいさな彼女の小夜曲『キスのひとつで/佐咲紗花』(feng)

 最後です。本当はもっと紹介する予定でしたが疲れたので……

 どうしてOPの『マリンブルーに沿って』ではないのかというと、単純にこちらが好きなのとこの曲が“夏の終わり”を表す曲のため、最後に持って来ると構成上いいなと思ったからです。

 こちらもたびたび自分がツイートするブランド、fengの7作目ですね。作品自体はあまり出来が良いとは言い難いのですが、その曲の素晴らしさは言わずもがな。一番好きなエロゲソングです。

 作曲は堀江晶太さんが担当していて、この曲から僕はずっと堀江さん(名義)の曲は追いかけてます。それくらい衝撃的でした。ぶっちゃけ構成はピアノソロの泣きメロ、ギターで盛り上げてからサビ前で一回落としてさらに盛り上げる、自己主張の激しいベースなどどれも似たり寄ったりなのですが全く飽きないし同じに聴こえないんですよね。堀江さんはkemu時代から有志による情報サイトが存在するくらい人を熱狂させる曲を作るので、ぜひ聴いてもらいたいです。

 

 

 

 以上になります。この記事と曲で、もしいずれかの作品に興味を持っていただけたなら幸いです。

 ではここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回はわたてんに関する記事でも書きたいですね(病気?)